*22話*














目を開いた。

薄暗くなり始めた空と風に揺られながら天に向かって伸びる緑の茎と白い花が見える。

記憶を揺さぶるその白い花を見つめながら、目を一回、二回と瞬く。



なぜ自分はここにいるのだろう。



混濁する頭に浮かんだのはそんな疑問だった。

誰も答えるものはないであろうその疑問に答えたのは自分の記憶だった。



体を貫く冷たく硬質な金属。





誰か―――大切だった―――そう大切だった・・・が―――して自分に流れ込む。













緑の髪の青年。



おきた現象に驚愕の表情を浮かべている。













階段。

この先に―――がいる。









戦い。









そして―――――との別れ。









目の前に人形の光の塊。

















――――に――――――と・・・二の・・生を・・・―――――























・・・・・・・よく聞こえない。





ノイズがひどい。





これは自分が聞いたんじゃない。











いや、自分で聞いたのか?











・・・・・・・・・よく分からない。









色々なことが浮かんでは消えていく。





















―――――約束よ。





目に涙を浮かべた少女の言葉。











大切な―――――  約束。



















―――――お前の相手は―――いや・・・ルーク・フォン・ファブレだ!!













そうだ。





そうだった。





俺はルーク。ルーク・フォン・ファブレ。



『聖なる焔の光』だ。















自分の事を思い出し、『ルーク』は体を起こした。

















歌が聞こえた。





あの少女が歌っている。



何の根拠もなくそう思う。







行かなくては。

















『ルーク』は立ち上がり、歌が聞こえてくる方角へと足を踏み出した。





















ルークinヴェスペリア第22話をお送りしました。

独白調になってます。
そんなに大事な話ではないけれど一応布石のような役割があったりなかったり・・・・・
この話に関しては特に語らずです。


続きはのんびり待ってください。








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